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v11のシステム要件

システム要件
※最小構成では、管理サーバ、プロキシサーバ、リポジトリサーバ、テープサーバを同一のサーバで兼用することも可能です。その場合には、4つすべてのサーバの要件を考慮する必要があります。

2024年2月を以て以下製品はメーカーサポート終了となります。
・Veeam Backup & Replication 11
・Veeam ONE 11
・Veeam Agent for Microsoft Windows/Linux 5.0


2024年3月以降の上記サポートはクライム社内で対応可能な範囲限定となり、ライセンスキー取得、不具合修正、回避策適応など、メーカー対応が必要な内容は、バージョンアップが必要となりますので、ご注意ください。

v10のシステム要件はこちらをご参照ください ≫
最新版のシステム要件はこちらをご参照ください ≫

サポートするVMwareインフラ環境

プラットフォーム

  • vSphere 7.0 (7.0 U3まで)
  • vSphere 6.x
  • vSphere 5.5
  • VMware Cloud Foundation (VCF)
  • VMware Cloud on AWS
  • VMware Cloud on Dell EMC
  • Azure VMware Solution

※ Azure VMware Solutionのサポートの詳細はVeeam KBを参照してください。

ハーパーバイザ

  • ESXi 7.0 (7.0 U3まで)
  • ESXi 6.x
  • ESXi 5.5

※ Free ESXiはサポートしておりません。

管理サーバ(任意)

  • vCenter Server 7.0 (7.0 U3まで)
  • vCenter Server 6.x
  • vCenter Server 5.5
  • vCloud Director 9.5~10.3 (vCDからvCDへのレプリケーション機能は9.7以降)

ゲストOS

  • VMwareがサポートする全てのゲストOS

※ Microsoft Windows 2003およびNano Serverのアプリケーション対応処理は非対応です。

サポートするHyper-Vインフラ環境

プラットフォーム

  • Windows Server 半期チャネル(バージョン1803~20H2)
  • Windows Server 2022
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2008 R2 SP1
  • Azure Stack HCI OS
  • インスタントリカバリ先、SureBackupのバーチャルラボ構成先としてのみサポート
  • Windows 11
  • Windows 10

ハイパーバイザ

  • Windows Server 半期チャネル(バージョン1803~20H2)
  • Windows Server Hyper-V 2022
  • Windows Server Hyper-V 2019
  • Windows Server Hyper-V 2016
  • Windows Server Hyper-V 2012 R2
  • Windows Server Hyper-V 2012
  • Windows Server Hyper-V 2008 R2 SP1
  • Azure Stack HCI
  • Microsoft Hyper-V Server(Free版)をサポート

Server Coreでの導入も完全にサポートしています。 Hyper-Vの役割がインストールされたMicrosoft Nano Serverはサポートしていません。 ホストは関連する全てのMicrosoft Windows Serverのホットフィックスがインストールされている必要があります。詳細はVeeam KBを参照してください。

管理サーバ(任意)

  • Microsoft PowerShell Engine 2.0以降
  • Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2019
  • Microsoft System Center Virtual Machine Manager 1807
  • Microsoft System Center Virtual Machine Manager 1801
  • Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2016
  • Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2012 R2
  • Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2012 SP1

ゲストOS

  • Hyper-Vがサポートする全てのゲストOS

管理サーバ(Veeamインストール先)

Veeam Backup & Replicationをインストールし、バックアップやレプリケーションの管理やロードバランシングを行うサーバです。最小構成の場合にはインストール先サーバ自体を重複排除、圧縮といったデータ処理に用いることや、保存先として利用することも可能です。その場合には、プロキシサーバリポジトリサーバの要件も考慮する必要があります。またVeeam インストール先は物理マシン、仮想マシンどちらでも問題ありません。

CPU

  • x86-x64 プロセッサ(4コア以上を推奨)

メモリ

  • 4 GB RAM
    ※ 同時実行するジョブ数ごとに500 MBの追加

ディスク容量

  • 5 GB(製品インストールのため)
    ※ Microsoft .Net Framework 4.7.2インストールのために4.5 GB
    ※ ゲストOSのカタログフォルダ用に100 VMごとに10 GB(任意)
    ※ インスタントVMリカバリのキャッシュフォルダ用に100 GB(任意)

ネットワーク

  • オンサイト バックアップ/レプリケーション:1 Gbps LAN以上
  • オフサイト バックアップ/レプリケーション:1 Mbps以上 もしくは 高速なWAN

※ 高遅延や応答が不安定なWAN回線もサポート

対応OS(64bit版のみサポート)

  • Microsoft Windows Server 2022
  • Microsoft Windows Server 2019
  • Microsoft Windows Server 2016
  • Microsoft Windows Server 2012 R2
  • Microsoft Windows Server 2012
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
  • Microsoft Windows 11 (21H2)
  • Microsoft Windows 10 (1803~21H2)
  • Microsoft Windows 8.1
  • Microsoft Windows 7 SP1

SQL Server

ジョブ設定など、Veeamの構成情報を保存するために使用するデータベースとして、下記バージョンのMicrosoft SQL Server(Express Editionと有償版いずれも含む)をサポートしています。

  • Microsoft SQL Server 2019
  • Microsoft SQL Server 2017
  • Microsoft SQL Server 2016
  • Microsoft SQL Server 2014
  • Microsoft SQL Server 2012
  • Microsoft SQL Server 2008 R2
  • Microsoft SQL Server 2008

SQL 2016 SP2 Express EditionとSQL 2012 SP4 Express EditionがVeeamインストーラに含まれており、Windows Server 2012以降へのインストールではSQL 2016 SP2 Express Editionを使用します。 既にインストールされているローカル/リモートのSQL Serverを使用することも可能です。 環境に含まれる仮想マシンが500 VMより多いような大規模環境では有償版SQL Serverが必要になる場合があります。

必要なソフトウェア

下記ソフトウェアは前提ソフトウェアであり、Veeamインストーラに含まれています。

  • Microsoft .NET Framework 4.7.2
  • Windows Installer 4.5
  • Microsoft PowerShell 5.1
  • Microsoft SQL Server Management Objects
  • Microsoft SQL Server System CLR Types
  • Microsoft Report Viewer Redistributable 2015
  • Microsoft Universal C Runtime

下記ソフトウェアは任意利用であり、手動でインストールする必要があります。

  • Firefox、Google Chrome、Microsoft Edge、またはMicrosoft Internet Explorer 11.0以降

プロキシサーバ(データ処理サーバ)

バックアップ代理処理用サーバ(Backup Proxy Server)に推奨される環境
管理サーバとは別にバックアップ処理を行うことが可能なサーバです。負荷分散や遠隔地での処理を目的に使用します。

CPU

  • x86-x64 プロセッサ(最小2コア/vCPU+追加の同時実行タスクごとに1コア/vCPU)
    マルチコアプロセッサを使用することで、データ処理のパフォーマンスが向上し、より多くのタスクをバックアッププロキシで同時に処理することができます。

メモリ

  • 2GB RAM+追加の同時実行タスクごとに200MB RAM
    ※高速なメモリ(DDR3/DDR4)を使用することで、データ処理のパフォーマンスが向上します。

ディスク領域

  • 300MB+追加の同時実行タスクごとに50MB

ネットワーク

  • オンサイトバックアップ、レプリケーションに1Gbps LAN以上
  • オフサイトバックアップ、レプリケーションに1Mbps WAN以上

※ 高遅延で不安定なWANリンクをサポートします。

対応OS

VMware用プロキシサーバ:

  • Windows Server 半期チャネル(バージョン1803~20H2)
  • Microsoft Windows Server 2022
  • Microsoft Windows Server 2019
  • Microsoft Windows Server 2016
  • Microsoft Windows Server 2012 R2
  • Microsoft Windows Server 2012
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
  • Microsoft Windows 11 (21H2)
  • Microsoft Windows 10 (1803~21H2)
  • Microsoft Windows 8.1
  • Microsoft Windows 7 SP1

64bit版がサポートされます。bashシェル、SSH、Perlが必要です。詳細はVeeam KBを参照してください。

  • CentOS 7~8.5, CentOS Stream
  • Debian 9.0~11.0
  • Fedora 30~35
  • openSUSE Leap 15.2, 15.3, Tumbleweed
  • Oracle Linux 6 (UEK3)~8.3 (UKE R6, R6 U2)
  • Oracle Linux 6~8.5 (RHCK)
  • RHEL 6.0~8.5
  • SLES 11 SP4, 12 SP1~SP5, 15 SP0~SP3
  • Ubuntu : 14.04 LTS, 16.04 LTS, 18.04 LTS, 19.10, 20.04 LTS, 21.04, 21.10

※ LinuxはNASバックアップのプロキシとしてはサポートされていません。


Hyper-V用オフホストプロキシサーバ:

  • Windows Server 半期チャネル(バージョン1803~20H2)
  • Microsoft Windows Server 2022
  • Microsoft Windows Server 2019
  • Microsoft Windows Server 2016
  • Microsoft Windows Server 2012 R2
  • Microsoft Windows Server 2012
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1

※ Hyper-Vの役割を有効にする必要があります。
CSV(SAN)からのオフホストバックアップでは転送可能なシャドウコピーをサポートしているVSSハードウェアプロバイダが必要です。これは一般的に、ストレージベンダーが提供するクライアントコンポーネントの一部として配布されます。また、SMB共有ストレージからのオフホストバックアップでは必要ありません。

リポジトリサーバ(ファイル保存先サーバ)

ファイル保存、展開処理用サーバ(Backup Repository Server)に推奨される環境
管理サーバとは別にバックアップファイルの保存、展開処理を行うことが可能なサーバです。負荷分散や遠隔地での処理を目的に使用します。具体的な処理としてはインスタントVMリカバリ時などでバックアップファイルを一時的に展開し、ホストへの接続処理を行います。

CPU

  • 最新のx86プロセッサ(x86-64を推奨)

メモリ

  • 4GB RAM+同時実行ジョブごとに2GB RAM(32bit OS)または4GB RAM(64bit OS)

ネットワーク

  • オンサイトバックアップ、レプリケーションに1Gbps LAN以上
  • オフサイトバックアップ、レプリケーションに1Mbps WAN以上

※ 高遅延で不安定なWANリンクもサポートします。

対応OS

下記OSの32bit、64bit(推奨)いずれにもインストール可能です。

  • Windows Server 半期チャネル(バージョン1803~20H2)
  • Microsoft Windows Server 2022
  • Microsoft Windows Server 2019
  • Microsoft Windows Server 2016
  • Microsoft Windows Server 2012 R2
  • Microsoft Windows Server 2012
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
  • Microsoft Windows 11 (21H2)
  • Microsoft Windows 10 (21H2)
  • Microsoft Windows 8.1
  • Microsoft Windows 7 SP1
  • CentOS 7~8.5, CentOS Stream
  • Debian 9.0~11.0
  • Fedora 30~35
  • RHEL 6.0~8.5
  • openSUSE Leap 15.2, 15.3, Tumbleweed
  • Oracle Linux 6 (UEK3)~8.3 (UKE R6, R6 U2)
  • Oracle Linux 6~8.5 (RHCK)
  • SLES 11 SP4, 12 SP1~SP5, 15 SP0~SP3
  • Ubuntu : 14.04 LTS, 16.04 LTS, 18.04 LTS, 19.10, 20.04 LTS, 21.04, 21.10

bashシェル、SSH、Perlが必要です。詳細はVeeam KBを参照してください。 Linuxの64ビット版は32ビットプログラムを実行することができなければなりません。純粋な64ビット版Linuxはサポートされていません(Perlインストールは32ビット変数をサポートしなければなりません)。
高度なXFS統合の場合、次の64bit Linuxディストリビューションのみがサポートされます。

  • CentOS 8.2, 8.5
  • Debian 10.x, 11
  • RHEL 8.2~8.5
  • SLES 15 SP2, SP3
  • Ubuntu 18.04 LTS, 20.04 LTS, 21.04, 21.10

バックアップ保存先

  • バックアップリポジトリサーバーのローカル(内部)ストレージ。
  • バックアップリポジトリサーバーに接続されたDirect Attached Storage(DAS)。外部 USB/eSATA ドライブ、USB パススルー、およびRDM ボリュームを含む。
  • ストレージエリアネットワーク(SAN)。バックアップリポジトリサーバーは、ハードウェアや仮想HBA、またはソフトウェアiSCSI イニシエーター経由でSAN ファブリックに接続されている必要があります。
  • NFS共有(プロトコルバージョン3.0および4.1のみ)またはSMB/CIFS共有(任意のプロトコルバージョン)として提示できるネットワーク接続ストレージ(NAS)。信頼性の理由から、非継続的に使用可能な(CA)ファイル共有にSMBプロトコルを使用することはお勧めしません。NFS共有は、直接操作とLinuxリポジトリサーバーへのマウント時の両方でサポートされています。
  • DDBoost のライセンスがある、Dell EMC Data Domain(DD OS バージョン 6.1〜7.3)。イーサネットおよびファイバーチャネル(FC)接続の両方がサポートされます。
  • ExaGrid(ファームウェアバージョン 5.0.0 以降)。
  • Catalyst ライセンスを伴うHPE StoreOnce(ファームウェアバージョン 3.15.1 以降)。イーサネットおよびファイバーチャネル(FC)接続の両方がサポートされます。 HPE Cloud VolumesBackupがサポートされています。
  • Quantum およびOEMパートナー(DXiソフトウェア 3.4.0 以降) サポートされているQuantum DXiシステムには、DXi4700(NAS構成)、DXi4700(マルチプロトコル構成)、DXi 4800、DXi6900、DXi6900-S、DXi9000が含まれます。FIPS準拠の操作モードでは、DXiソフトウェア4.0以降が必要です。

バックアップが作成されると、スケールアウトバックアップリポジトリ機能を使用して、次のオブジェクトストレージタイプのいずれかにコピー(冗長性のため)またはオフロード(長期保存のため)できます。

  • Amazon S3(AWS Snowball Edgeを含む)
  • Google Cloud Storage
  • IBM CloudObjectStorage
  • Microsoft Azure Blob Storage(Microsoft Azureデータボックスを含む)。
  • S3互換のオブジェクトストレージ(オンプレミスアプライアンス、またはクラウドストレージプロバイダー)。

バックアップがAmazon S3またはMicrosoft Azure Blob Storageにコピーまたはオフロードされると、スケールアウトバックアップリポジトリのアーカイブ層を使用して、次のそれぞれのコールドオブジェクトストレージクラスのいずれかにさらにアーカイブできます。

  • Amazon S3 Glacier
  • Amazon S3 Glacier Deep Archive
  • Microsoft Azure Blob Storage Archive Tier

テープサーバ(テープへの読み書き)

テープデバイス(テープ・ライブラリ)に対しての読み書きを管理するサーバです。このサーバとテープデバイスを接続する必要があります。
※テープデバイスへの読み書きを行わない場合、テープサーバは不要です。

CPU

  • x86 プロセッサ(x86-x64 推奨)

メモリ

  • 2GB RAM+同時実行タスクごとに追加で 200MB RAM

ディスク領域

  • 300MB + 10GB
    ※ 10GBはバックアップ・リストアの際、一時的に使用します。

対応OS

下記OSの32bit、64bit(推奨)いずれにもインストール可能です。

  • Windows Server 半期チャネル(バージョン1803~20H2)
  • Microsoft Windows Server 2022
  • Microsoft Windows Server 2019
  • Microsoft Windows Server 2016
  • Microsoft Windows Server 2012 R2
  • Microsoft Windows Server 2012
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
  • Microsoft Windows 11 (21H2)
  • Microsoft Windows 10 (1803~21H2)
  • Microsoft Windows 8.1
  • Microsoft Windows 7 SP1

対応テープデバイス

  • LTO3 以上のテープライブラリ(VTL を含む)とスタンドアロンドライブ

テープデバイスは、バックアップサーバまたはテープサーバに SAS、FC、iSCSI イン ターフェース経由で直接接続する必要があります。 ベンダーから提供されるデバイス固有のWindows用OEMドライバがインストールされていない場合、テープデバイスは、不明または汎用としてWindowsのデバイスマネージャに表示され、ネイティブSCSIコマンドモードを有効にする必要があります。

NASバックアップ

プラットフォーム

  • Microsoft WindowsまたはLinuxサーバー (64bitのみ)
  • エンタープライズNASシステム:NetApp Data ONTAP、Lenovo ThinkSystem DMシリーズ、Dell EMC Isilon
  • NFSファイル共有 (バージョン3~4.1)
  • SMBファイル共有 (バージョン1.x~3.x)

v10のシステム要件はこちらをご参照ください ≫

 
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Veeamの基本の基

(約30分)
概要
v11新機能
Hyper-V特集
処理の流れ
構成例
DR構成例
対応プラットフォーム・要件
キャンペーン
機能
特長
共通(基本)
共通(応用)
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