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導入事例 ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社様

エンドユーザー向け新サービス提供のために参照用DBを新設。
DBMotoにより開発費用と工数の大幅削減に成功


ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社

会社設立2004年10月1日
資本金34億5千万円(2016.2.15)
事業内容・決済サービス
・カード・ポイントサービス
・集金代行サービス
・送金サービス
・上記に付随するコンサルティングサービス

ソフトバンクグループの決済業務を一手に担い、そのノウハウをベースに多彩な「オンライン決済サービス」を提供している『ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社』。ソフトバンクのモバイルユーザー向けプリペイドカードである「ソフトバンクカード」の発行、運営も同社の重要事業の一つ。今回、カード会員がネット上で自身の情報を確認できる新サービスをリリースすることになり、二つの基幹DBのデータを統合して参照用DBを構築することになった。開発工数や予算、レスポンスなど様々な課題を抱える中で、DBMotoが採用された経緯についてソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社のシステム基盤部 部長 金井様、長井様と構築をご担当されたソフトバンク・テクノロジー株式会社の野上様、川越様にお話を伺った。

基幹DBに負荷をかけずに新サービスをリリース

フトバンク・テクノロジー株式会社
システム基盤部 部長 金井様

ソフトバンクのモバイルユーザーに向けて独自のカードサービスを提供している当社は、昨年、カード会員が自身の情報をサイトで確認できる新サービスを開始することになりました。対象となるのは、ソフトバンクの携帯やスマートフォンを利用するすべてのカード会員です。今後どれだけトランザクションが増えるかもわからない状況で、基幹DBへのダイレクトなアクセスを許可することはできません。そこで新たに参照DBをたてることが検討され、基幹DBをレプリケーションするツールの選定に入りました。
製品選択にあたり必ずクリアしなければならなかったのが、OracleとDB2のデータを統合して二つのMySQLにレプリケーションが可能なこと。さらにサービスリリースまであまり時間がなかったことから、検証も含めて短期間での導入が可能なことも大きなポイントでした。また、売上には直結しないサービスのため、開発予算もできるだけ抑えたいという希望もありました。そのすべてを満たしたのがDBMotoだったのです。

シンプルなライセンス体系が魅力

当初検討したのは大手メーカーのレプリケーション製品。しかし、実績は豊富にあるものの価格が大幅に予算を超過しており、導入した後の開発、検証にもかなり時間が必要になることがわかり断念しました。あらためて製品検討を開始した結果、DBMotoにたどり着いたのです。
異種DB間のレプリケーションが可能という必須要件はもちろんのこと、ライセンスがDB単位というシンプルな体系にも魅力を感じました。検証環境と商用環境両方に導入しても大手メーカー製品の1/3の価格で済みます。また、導入後の保守料金も、購入価格に対する固定の比率と考えると、ここでも大手メーカーの1/3に縮小されます。
多くのメリットがある反面、まだ国内での実績が少ないという点は懸念事項でした。導入を担当したソフトバンク・テクノロジー社にも、DBMotoの採用実績はなく、唯一その点に不安を感じました。

エージェントレスでテスト工数も大幅に削減

フトバンク・テクノロジー株式会社
ソフトバンク・テクノロジー株式会社 野上様

そのため、まずはトライアル版で様子を見ることになりました。導入までのワーキングにはクライムの技術担当にも加わってもらい、その都度、疑問を解消しながら導入をサポートいただきました。
多くのユーザーに影響のある商用サービスでは、少しの変更でも事前の検証が不可欠です。その点、エージェントレスのDBMotoの場合、DBマシンには影響がないためテストも最小限で済みます。導入のステップもとにかくシンプルでわかりやすかったですね。追加の開発なども必要なく、おかげで無理だと思われた納期にも間に合わせることができました。


フトバンク・テクノロジー株式会社
システム基盤部 長井様

現在は、検証環境に2ライセンス、商用環境には待機系のDB用分も合わせて4ライセンスのDBMotoを導入しています。一般的な海外製品とは異なり、GUIもマニュアルも日本語化されており、作業を直感的に進められることも魅力の一つ。ログの内容もテーブルごとにしっかり分かれていて、切り分けも明確にできる。現在はデフォルトの1分間隔でデータを更新する設定にしていますが、ユーザーのアクションに対するレスポンスも1秒以内で十分に当初のサービス要件も満たしています。


DBMotoを活用し基幹のDB2/Oracleを、参照用のMySQL 2台へリアルタイムレプリケーション
DBMotoを活用し基幹のDB2/Oracleを、参照用のMySQL 2台へリアルタイムレプリケーション

今後はBIへの活用も視野に

短期間で当社にとって未知の製品を導入できたのも、DBMotoの導入手順がシンプルだったことが最大の要因ですね。数万人を超えるユーザーを管理する企業にとって、サービスの検証工数の削減は重要テーマの一つ。そういう観点からいえば、エージェントレスのDBMotoは大手企業ほどその効果を実感できるのではないでしょうか。
今回の件で、ソフトバンクグループの中でもDBMotoの確固たる実績ができました。今後は当社でもこれをもとに、もっとビジネスに直結するDWHへの活用も検討したいと思っています。外部に直接公開できないようなDBでも、DBMotoを活用することでデータを参照用DBにレプリケーションしてリアルタイムに情報をビジネスに活かすことができます。スピードが求められる時代において、DBMotoが大きな戦力となることを確信しています。



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