導入事例
東京電機大学 様(学内環境で使用)
導入コストは大手製品の1/5。
仮想化環境に適したバックアップ製品を採用し安全・安心な学内システムを構築
東京電機大学様 大学概要
創立 | 明治40年(1907)9月11日 |
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教職員数 | 609名(平成24年5月1日現在) |
学生数 | 10,406名(平成24年5月1日現在) |
キャンパス総面積 | 699,147.11平方メートル (平成24年5月1日現在) |
大学概要 | 東京千住、埼玉鳩山、千葉ニュータウンにキャンパスをもち、5学部および大学院5研究科を有します。「実学尊重」「技術は人なり」「学生主役」の理念を核に、技術で社会に貢献する人材を育成しています。 |
東京電機大学は2006年からVMwareによる仮想環境を構築していたが、北千住の新キャンパス移転に伴い、学内システムの再構築を検討。2つのデータセンターのうち1つのデータセンターの仮想環境に「Veeam Backup & Replication」を採用した。その選定理由と導入による効果、今後の課題や展望を総合メディアセンターの橋本明人氏に伺った。
仮想環境にマッチした最適なバックアップ製品を検討
東京電機大学では2006年にVMwareを導入し、メールサーバやWebサーバなど学内システムを12台の物理マシンに集約しました。バックアップに関しては、VMware Consolidated Backup(VCB)によりスナップショットを作成する方法が理想でしたが、当時はまだVCBをコントロールできる製品がありませんでした。独自に開発したシステムも充分とはいえず、いろいろと課題を抱えていました。
仮想環境に移行して5年目を迎えた2011年にはシステムのリプレイスを検討。翌年に北千住の新キャンパスへの移転も決定していたことから、ネットワーク基盤も大幅に刷新することになりました。大きな変化としては、新たに2つの外部データセンターと契約。より安心で安全なシステム環境の構築を目指して、1つのデータセンターには「Veeam Backup & Replication」を導入しました。
低コストで必要な機能を全て網羅
バックアップ製品の選定で最も重視したのは、仮想化環境に適したソリューションであること。また、システムを安定稼働させるためには、物理マシンに余計なものは極力入れたくありません。こうした理由を考慮して、エージェントレスでVCB機能を使ってバックアップできる製品に的を絞りました。
「Veeam Backup & Replication」の導入に至ったのは、仮想化に特化したバックアップ製品という点が大きかったですね。VCBへの対応をはじめ、自由にスケジュール設定ができる柔軟性やわかりやすいGUIに加えて、バックアップデータから直接仮想マシンを起動できるVeeam特有のインスタントリカバリ機能もあり、こちらのニーズも充分に満たしていました。ライセンス体系もシンプルで、他社製品に比べて圧倒的に価格が安いことも決め手ですね。検討対象となった大手メーカー製品と比較すると、導入コストを1/5に抑えることができました。
vCenterを超えた仮想マシンの移動もスムーズ
エージェントレスのため導入もスムーズに進みました。GUIもわかりやすく、マニュアルを見なくても直感的に操作ができます。バックアップの設定も簡単でしたが、リストアに関しても数回のクリックで完了しました。圧縮機能を使えば、サイズを2~3割程度まで縮小できるため大きなストレージの必要もありません。先日は、レプリケーション機能を使って仮想マシンのイメージをVeeamを導入していないデータセンターに展開しました。vCenterを超えて仮想マシンを簡単に移動できるこの機能は、AMDやIntelなどプロセッサが異なる環境でも対応できるため非常に便利ですね。
システムの拡張と共に製品の活用範囲も拡大
製品導入後はトラブルもほとんど発生していません。販売後のサポートも製品導入のポイントのひとつ。そういう意味ではVMwareの動きにいち早く対応するクライムの姿勢には安心感があります。VMwareは新機能もどんどんリリースされますが、ユーザーとしては実績のないものをすぐに導入するのはためらわれます。VMwareの最新情報を収集したいときに、一番参考になるのもクライムのブログですね。
本当の意味でディザスタリカバリと言うと、離れた地域にバックアップサイトを用意することだと思うが、とりあえず私たちが使用している違う場所にある2つのデータセンター間でディザスタリカバリ的な構成をとるようなことが考えられますね。ディザスタリカバリのために2つのデータセンターを用意したわけではないので、それようの仕組みは入っていないのですが、Veeam Backup & Replication のvCenter の垣根を越えられるような仕組みを使い、完全ではないにしろ ローコストでデータセンターを跨ぐバックアップを行いディザスタ―に備えるという取組も考えられます。そうなった場合には「Veeam Backup & Replication」の活用範囲がさらに広がります。クライムの情報やサポートも活用して、より最適なバックアップシステムを実現していきたいですね。
※注:現在はVCB(VMware Consolidated Backup)がVADP(vStorage APIs for Data Protection)という機能に置き換わっています。
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